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モンスターに要注意。

ルイス・ハミルトンという名前をご存知でしょうか?
今期のF1において驚異的な記録を収めたマクラーレンメルセデスの新人ドライバーです。ルーキーでありながらデビュー3戦連続で表彰台に上がるなど、華やかに登場した人物です。メディアには「マクラーレンの秘蔵っ子」として注目を集めていましたが、ここまでの成績を収めるとは予想していなかったのではないかなと思います。

ルーキーがいきなりシリーズチャンピオンになるのではないかと、今シーズンのF1はちょっと違った雰囲気が漂っていました。結果からいうと、彼は優勝を逃しました。F1史上初の黒人ドライバーで、F1史上初のルーキーによるシリーズチャンピオンというスクープは、粉々に砕け散りました。

彼が負けてしまったのにはきちんとした理由があります。


それはハンガリー戦でのことです。マクラーレンのファーストドライバーはディフェンディングチャンピョンのフェルナンド・アロンソです。常識的に考えればアロンソを勝たせるためにチームは戦略をたてていきます。ハンガリー戦において、アロンソに前を譲れというチームの指示をハミルトンは無視して走り続けました。怒ったアロンソはピットに入り、後から入ってきたハミルトンを足止めし、妨害をおこないました。これによりチームはポイントを剥奪されることになります。

9月になると、チームにはフェラーリの情報を流用したとして今期のポイントを全て剥奪されるという最悪の状況に追い込まれました。チームの優勝はなくなってしまったのです。

そんなチーム状況では力を発揮することはできないでしょう。アロンソとの確執はとてつもないストレスとなるばかりか、レースにおけるノウハウを伝授してもらうチャンスを失ってしまったのです。彼をサポートしてくれるはずのチームはすでに機能不全の状況だったのでしょう。

自業自得といえばそれまでですが、果たしてそれだけで事が全て済むのでしょうか?
実力があるとはいえ、また大切に育ててきた秘蔵っ子とはいえ、彼の思うがままに走らせてしまってよかったのでしょうか?
王者と同格に扱ってしまったことに問題はなかったのでしょうか?

チーム内の状況が悪化し始めたころ、代表であるロン・デニスはこう言いました、
「チームに二人も優秀なドライバーがいると大変だ」

モンスターは生まれるものではない気がします。くれぐれも注意していきたいものです。

カテゴリー: 雑記   パーマリンク

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