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究極の楽観的思考

今年の春、僕の通っていた英会話学校が倒産しました。
(最近では大手の英会話学校も危うそうですが・・・。)

倒産が発覚する当日まで、普段どおりレッスンもやっていたし、
倒産を知ったときは、少なからずショックを受けました。

当然、授業料は返ってきません。

その学校は(どこの学校でもそうなのかもしれませんが)、
僕の見る限り多くの生徒の間で好感度が高く、
その中の殆どは、経営者側(主に倒産して逃亡したといわれる社長)に怒りを向け、
直にレッスンをしてくれていた教師には感謝をしていたように思います。
(教師は2ヶ月間給料が払われていなかった。)

倒産して授業料の返還もない、学校(会社)側の人間に対して
感謝というのもおかしな話かもしれませんが、実際にそういう状況がありました。

1年以上通っている人の多くはこの考え方かもしれません。

その中でも、1年契約を更新したばかりの人と、もう直ぐ期限が終わる人では
また受ける印象も違うところでしょう。



一方で、この学校に倒産の前日に入校した人もいました。
その人はもちろん学校、教師に対して良い印象を抱くチャンスもなく、
お金を無駄に払った事実と騙し取られたという感情が残るでしょう。

そういう学校側からの何の恩恵も受けられなかった人に対しては、
僕には同情することしかできません。

もう一つ、一括で授業料の入金をした人は、返還されたとしても1%だといいます。
30万円の授業料を払っても3千円しか返ってこないということです。
もちろんそれすら返ってこない可能性が高い。

ローンで組んでいた人は、受けたレッスン数とローンで払った分の差額で、
その後の払わなければならない金額が変わります。
但し、払った分の比率が多くても返金はありません。

ちょっと話がそれましたが、この英会話学校の生徒の間では、
倒産後、いろいろと学校について話し合われました。

「ふざけるなっ!」と憤る人
「最近怪しいと思ってたんだよね」という調子の人
「先生達どうするんだろうね」と教師の心配をする人

その中で、僕も当然被害者なわけですが、
その時感じていた感覚は、
「ふ~ん、ま、仕方ないか」だった気がします。

ローンで組んでいた分、被害が少なかったからかもしれません。
半分実感が沸いていないというのも正直なところでした。

その後救済処置として、他の英会話学校の
無料(テキスト代は別)での受け入れがあったりもしましたが、
怒りが収まらない人ももちろんいました。

Mixi内でのその学校のコミュニティでは、
連日討論がなされていました。

・頭ごなしに学校自体(関係者全員)を非難するもの。
・雇われていた教師は悪くない、経営陣が悪かったというもの。
・これからどういう対処法をとるかを冷静に判断するもの。
・その場を楽しんでいるかのように非難派として場を荒らしだすもの。

いろいろな人がいて面白かったけど、僕はその論争に加わろうとはしませんでした。
理由は以下の通り、

「そこでただコメントを交わしていても、何も前には進まない」
「弁護士や警察の手を借りて授業料を返してもらおうとしても、
その分の費用、労力と得られるものが割に合わない」

そして、これは約1年程通っていたから言えることですが、
受けたレッスン数は全体の3分の1程度、ローンで払った額の方が充分多かったにもかかわらず、
「その学校で得られたものは、払った授業料よりも価値があった」
と断言できるからかもしれません。

おそらく同じ条件でも、損をしたと嘆く人は大勢いたと思います。
そこで思うのが要は考え方次第だということ。

損をしたと思う人は損をして、
損をしたと思わない人は損をしない。

倒産したのは変えようもない事実。
その状況になってしまったときに、自分に何が出来るのか?
僕の出した答えは、「何も出来ない」ということ。
だから「何もしない」ことにしました。

(正確には、ローンの支払いをストップして、
これ以上請求されないように、受けた授業数の証明書の提出まではしました。
最低限の「出来ること」はちゃんとしましょう。)

何も出来ないことに思い悩んでも仕方がありません。
だったら忘れてしまえば良いだけのことです。

(最近読んだカーネギーの本にも同じようなことが書いてありました)

ただ、単に損をしたと思うとなかなか忘れられませんから、
払った授業料以上の価値があったと思えれば良いだけの話だと思います。

もし、そこで誰か気の合う友達が出来たのなら、
それだけで100万くらいの価値はあると思えます。

例えそれだけの価値があると思えるものが何もなくても、
倒産する会社を見抜けなかった自分の責任と思うことです。

大半の人はおそらく勧誘で入ったのだと思います。
僕もその一人です。
勧誘員の上手い口調に乗せられてはいなかったか、
勧誘員が可愛い女性(又はカッコいい男性)だったことに釣られてはいないか、
など、自分の甘さが呼んでいる点もあるはずです。

そういう自分の甘さを発見するための授業料だと思えば、
2度と同じような目に会わないと思えば安いものでしょう。

そう考えることで、無駄な怒りで支配されずに、
普段の精神で毎日を過ごすことが出来ます。

怒りに支配されながら毎日を過ごすのは精神的にも相当負担が掛かります。
その自分を追い込むような無駄なエネルギーを、
もっと他のところ(仕事や勉強)へ向ければもっと有意義な人生が開けるでしょう。

今回はなんだか本に影響され過ぎな文章になってます・・。

ちなみに僕はこの考え方を「究極の楽観的志向(ポジティブシンキング)」と呼んでいます。

実際は、時どき思い出したりしてムカついてもいたので、
そこまで到達するのは、まだまだ遠そうです。

最後にもう一つ、お金に執着し過ぎると精神的に疲れる気がします。
そうやってお金に対して無頓着で、
実際は損ばかりしている気もしないでもないですが・・。笑

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