僕はよくできたモノが大好きです。
ここでいう「よくできたモノ」とはなにかというと、「良いデザイン性と良い機能性を兼ね備え、しかもその双方が影響し合い、双方の特性を損なうことなく、むしろ増長させるモノ」という定義です。
わざわざ難しそうに書いていますが、ようするに「よくできたモノ」です。
「モノ」はなんでもいいんです。
本でも鉄棒でも風景でも音楽でも絵画でも、世界中にあるありとあらゆるもの全てが対象です。
なぜ「よくできたモノ」が好きなのかというと、そのものズバリ「よくできているから」です。
じつは今の世の中、「よくできていないもの」に溢れています。
ふだんの生活のなかで、人によっては何がよくできていないのかということに気づかない、特に気にしない場合もあります。
僕は特殊なのかどうかわかりませんが、そこらへんが気になってしまいます。
几帳面というわけではないんですけどね・・・。
「Good Design Aword」というのをご存知でしょうか。
それなりに一度は目にしたことがあると思います。
よくいう「Gマーク」「グッドデザイン賞」ですね。
よく目にはすると思いますが、もう50年やってるっていうのは知っていましたか?
「財団法人 日本産業デザイン振興会」というところが主催しています。
この賞には「生活の質の向上・高度化」という信念があります。
人類はこれまで、さまざまなものを高度化させ、発展してきました。
そんな中、副産物として「特に生活の質が向上・高度化しない」ものもどんどん出てきました。
現代のようにモノが溢れに溢れた時代ではなおさらです。
そうすると、やはり誰かが良いものを選定し、「良い」という定義を世に広める必要があります。
もちろん、悪いものと良いものとを区別する目的ではなく、人間にとって良いものを、もっとみんなで共有しようという目的です。
しかし、この”グッドデザイン賞”に選定されたものでも、自分にとってはグッドデザインと思えないモノ、また、グッドデザインなのになぜかグッドデザイン賞に選ばれていないモノなどがあります。
僕の中で良いと思うモノでも、他人にとってはそうでもないということはよくありますよね。
でも、良いモノには「良くなった理由」があります。
僕はそれを、そのモノの「存在意義」と呼んでいます。
存在意義のあるモノには価格や流行などの事象を超えた力があり、その力は、たいていの場合は創造主の「心」から出てきます。
この「心」が感じられれば、そのモノは、自分にとってグッドデザインなのです。
Webに関係なさそうな話になってしまいましたが、これはWebサイトにも大いに関係があります。
最近、Good Design AwordはWebサイトも審査対象になりました。
今年はパナソニックの「Experience Color」が、かなりグッとくる演出でグッドデザイン賞を受賞しました。
演出もいいのですが、やはり製作者がユーザーに見てもらいたいことをしっかり「伝えよう」としています。
このように、物質的な「物」に限らず、「モノ」はいろんな事物が対象となります。
より自分にとって良いモノを選び出すことで生活の質を向上させたいですね。