ポータルサイトの構築を外注する際に失敗しないコツ

 



2018/9/06

ポータルサイトを自分で作れるという方は少ないと思うので、いざ作ろうとした場合はWeb制作会社に外注することになります。

丸投げは駄目

依頼主の業種では、Web制作会社は素人で依頼主が専門家

当たり前のことですが、制作会社はWebに関しては専門家かもしれませんが、依頼主の業種に関しては基本的には素人です。中には不動産や病院など、業種に特化して制作しているところもありますが、そういったメジャーなジャンル以外のポータルサイトとなると、一から業界について伝えて、ポータルサイトに落とし込んでもらう必要があります。

自分で作るつもりで一度考える

まずはイメージでもいいのでどのようなサイトが良いのかを考えてください。
競合になる同業のサイトや単にかっこいいと思うサイト、デザインが好きなサイトなどをみて、どんなポータルサイトを目指すかを決めます。
考えていくとアレもコレもと構想が広がっていくと思いますが、おそらく構想したまま制作会社に見積もりを依頼すると、高額なお見積りが返ってくることが多いので、一度考えた内容を整理する必要があります。
有名なサイトでは簡単についているように見える機能も、裏ではデータを複雑に処理していることも多いです。

本当に必要な機能だけに削っていく

ポータルサイトを作る目的を改めて考えて、考えた構想を機能や要素に分解していきます。
その分解した要素に優先順位を付けて、絶対に必要なものとできればあると良いものに分けます。
ある程度考えがまとまったら、コレ以上はシステム的に分けられる機能、分けられない機能の判断が難しくなってくるので、このあたりの時期に制作会社に相談するのが良いでしょう。

見積もりを依頼する

ポータルサイトの制作会社に見積もりを依頼する場合は、絶対に必要なものだけで作った場合と、できればあると良いものも含めて作る場合の2パターン出してもらうと大まかな予算幅がわかるのでおすすめです。
この段階では仕様を詳細まで詰められないので、概算になることも多いですが、大きな変更がなければ見積もりの金額のまま契約が進みます。
見積もりを見て予算が合いそうであれば、正式に依頼し打ち合わせを経て相談しながら完成イメージを固めていきます。

まとめ

ホームページについては素人なんだから、プロにおまかせしたほうが良いのではとお考えの方もいらっしゃると思います。
たしかに経験のある制作会社でしたら、「こんな感じのポータルサイトを作りたい」→「見積もり・提案」→「制作」で、足りない情報はヒアリングもしてくれて、過不足なく一見それなりのポータルサイトができあがる可能性はあります。
しかし前述のように依頼主の業種に関して制作会社は素人ですので、一歩間違うと思っていたのと違う状態に仕上がってしまうこともあります。
手直しで余計な期間や費用がかかるリスクを考えると、予めイメージを固めてから相談しつつ、Webの分野に関するアドバイスがあれば柔軟に受け入れることが、より良いポータルサイトを作るための近道になるでしょう。