ポータルサイト立ち上げ期のSEO対策

 



2018/11/07

ポータルサイト制作でよくある勘違い

Webメディア、ポータルサイト、マッチングサイトなど、あらゆるWebサービスの企画段階から形になっていく過程というのはだれもがワクワクするものです。とくにサイト制作の初心者はアイデアが形になる連れて、「ようやく完成が近づいてきた…」と思いがち。この‘完成’というのが大いなる勘違いになります。

実際はアイデアがサイトの形になって開発環境から本番環境にローンチされたとき、そこがようやくスタートラインについたことになります。その段階ではポータルサイトなどのシステムがWeb上に公開されたに過ぎないので、そのままではユーザーからのアクセスはほぼありません…。

ポータルサイトSEO 勘違い
 

ユーザーからのアクセスがあるサイトにするには

念願のポータルサイトが形になってWeb上に公開されたけど、アクセス解析を見てもだれも来ていない、サイトができたらユーザーが向こうから来てくれて、売り上げも自動的に上がるんじゃないの?と思うのはポータルサイト制作あるあるです…。

ポータルサイト制作あるある

  • サイトはできたけど誰からもアクセスがない
  • サイトができたら完成じゃないの…
  • サイトから売り上げが上がらない

そんなあるあるから抜け出すための方法を順に説明していきます。

狙うべきキーワードをすべて洗い出す

検索クエリ(キーワード)調査でよく使うツール【無料】

ツールには無料から有料まで色々とありますので、個人、法人問わず、リソースに合わせて適切なものをお選びください。

goodkeyword

→メインのキーワードをフォームに入れて検索すると、Google、Bing、Yahoo!から関連する複合キーワードを調べて表示する。

ポータルサイトSEO 勘違い

Googleキーワードプランナー

→メインのキーワードを入れて検索すると、関連するキーワードと月間平均検索ボリューム、競合性、グーグルアドワーズでの入札単価が表示される。

ポータルサイトSEO 勘違い

Google トレンド

→気になる検索クエリを相対的に比較することができる。自分が検索ボリュームを把握しているクエリを基準にして比較する。

ポータルサイトSEO 勘違い

※キーワードプランナーは登録が必要になります。

サイトの軸となる情報をアップしてサイトボリュームを増やす

情報数が少ないと細かなSEO対策では太刀打ちできない

Web上に公開したサイトが求人情報サイト、グルメ情報サイト、地域情報サイトなどであった場合にユーザーにとって重要な情報は何でしょうか?

そう、もちろん言うまでもなく、求人情報、飲食店情報、地域の店舗・施設の情報になります。この情報がない場合は中身が空のサイトをWeb上に公開されているのと同じです。

ライバルサイトのサイトボリュームを調べる

検索エンジンのフォームに「site:https://axel-media.com/」というように、自社のサイトアドレスを入れて検索すると、検索エンジンにインデックスされているページ数とページ一覧が表示されます。チェックしているライバルサイトのインデックスされているページ数を調べてみてください。

おそらくサイト立ち上げ期ではかなりのページ数の差があるはずです。老舗サイトであれば、数十万ページ程度がインデックスされていることもよくあります。当然、それだけのページがインデックスされていると、どんなに1ページあたりのアクセスが少なてくても総ページ数が多いのでロングテールで全体のアクセス数は膨大になってきます。

重要な検索クエリで上位でインデックスさせるページを作成

重要な検索クエリの順位を定期的にチェックするツール

キーワードを洗い出して検索ボリュームの大小すべてのものを把握しますが、その中でもKPIにつながる重要な検索クエリの順位は定期的にチェックする必要があります。チェックするツールについては無料、有料問わず、たくさんありますが、ここでは利用しやすい定番のツールをご紹介しておきます。

GRC

→GRCとは、古くからあるSEOの検索順位チェックツール。Google、Yahoo!、Bingの検索エンジンの掲載順位を一気に取得できます。複数のサイト、複数のキーワードを定点観測することができるので、毎回、フリーのツールでスプレッドシートに記入する必要はありません。注意する点として、PC等の端末にダウンロードする形式だということと、Windowsでのみの使用となります。料金プランは無料から5種類の有料版まで幅広いラインナップがあるので、管理しているサイト数や規模感に合わせてプランを選ぶことが可能です。

検索クエリからユーザーのニーズを逆算する

重要な検索クエリで検索したときにインデックスされているページがない場合はそのクエリにあうページを作らなければいけません。また検索で上位表示されている他社のページの見て、どういうページ構成になっているかも参考にしてください。例えば、検索結果1ページ目の7割が情報一覧ページであれば、自社のページも情報一覧ページを最適化させることを検討してみてください。また、記事ページがインデックスされている場合は自社サイト内に記事コンテンツ機能を追加してページを作っていく必要があります。

ポータルサイトSEO 勘違い

ポータルサイトローンチ後にやるべきSEO対策まとめ

  • 狙うべきキーワードをすべて洗い出す
  • サイトの軸となる情報をアップしてサイトボリュームを増やす
  • 重要な検索クエリで上位でインデックスさせるページを作成

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