Web担当者がサイトから成果を上げるためにできることチェックリスト

 



2019/2/07


サイトを作ったらあとはルーチンをこなしていればOKというものではありません。自分でサイトを作って管理している担当者も、制作会社への依頼の窓口になっている担当者も、成果を上げるために必要なことは他人任せではなく自分で確認する必要があります。一度自分のサイトがどうなっているかチェックしてみてはいかがでしょうか。

スマートフォンでの閲覧に最適化されているか

ここ数年で、すでにPCよりスマートフォンからのアクセスが多い時代になりました。
スマホでの閲覧がしづらいとユーザーは他の使いやすいサイトに行ってしまうかもしれません。
スマートフォンに対応しているかどうかは、もはや無視できないポイントになっています。

アクセス数、PV(ページ閲覧数)は十分にあるか

検索してサイトが表示されるかどうか

・SEOを意識したキーワードを入れてコンテンツを増やす
・同様に既存のページも見直す
「病院」「不動産」などいわゆるビッグキーワードで検索上位に持っていくのは難しいので、具体的に「熱っぽい だるい」「引っ越したい 安く」など、不安や要望があるときに実際に検索しそうなキーワードであれば上位に持ってきやすくなります。複合キーワードだと検索する人は少なくなりますが、単独キーワードより上位に上がりやすいので、サブキーワードも意識すると良いでしょう。
※検索だけでの流入が難しい場合は、お金をかけても利益が見込めるのであれば広告を出さない理由はないので検討しましょう。

サイトを巡回する自然な流れができているか

よくあるのは検索でサイトを見つけてアクセスしたユーザーが、そのページだけ読んで立ち去ってしまうこと。アクセス解析では直帰率と言いますが、その割合が高いようだと見直しが必要かもしれません。
コラムなど記事コンテンツは数を増やしやすい分、ロングテールでアクセスを獲得しやすいですが、そこからサイト内を巡回してもらうような流れを作れるか考えてみましょう。記事を読んだ後に、そのユーザーが次に望みそうな情報を見えるように表示したり対策をしましょう。

ページの表示スピードは遅くないか

最近はネットの回線速度が速くなってあまり意識しないかもしれませんが、スマホなど通信容量が限られている人も多いのでページの表示速度が遅くなっていないか確認しましょう。
デジカメで撮った写真をそのまま載せていたりすると、写真一枚で数MBになったりするので注意が必要です。
表示スピードが遅いとGoogleなどの検索結果にも影響します。
また、月末には通信容量の使用量オーバーにより帯域制限がかかる人が増えて、ユーザー数が少なくなるというデータもあるようです。実際は難しいですが、帯域制限がかかっていても表示できるスピードが理想ですね。

コンバージョン(成果)が取れているか

作りとして変なところがないか

アクセスが増えても、サイトの作りが悪いとなかなか問い合わせには繋がりません。
代表的な例では、お問い合わせのフォーム動いていなかったり、ページのレイアウトが崩れていたり、謎のエラーメッセージが表示されていたり・・・。何も弄っていないないから動いているハズと考えるかもしれませんが、サーバーのバージョンアップや、なにか編集した際に影響して動かない場合などいろいろな要素でおかしくなることがあります。
時々は、サイト内を自分の目で巡回して、フォームなどの機能はちゃんと稼動しているか動作確認はしたほうが良いでしょう。

ターゲットに訴求できる内容か

何も知らずに訪問したユーザーが本当に問い合わせをしたいと思う内容になっているか、時には外部の人に見てもらったりしてチェックしましょう。
サイトなど作っている本人は、主観的な目で見てしまうので意外と気づかない点を、外部の人が客観的な目で見たときにいろいろ気になる点が出てくることがあります。
また漠然と情報を載せていくよりも、仮想のユーザー(ペルソナ)を想像して、ちゃんと訴求できる内容かどうかを考えることが大切です。

どう確認すればいいかわからない場合

最初は「巡回する流れ」とか「変なところ」とか曖昧でわかりにくいかもしれません。
そこは、自分でSNSを始めてみたり、記事コンテンツを書いてみてどんな内容だと反応があるか、アクセス数を見てどのページのPVが多いかなど、経験として積んでいくとより対策が見えてくると思います。
事業を行っている専門家だから見えること、制作会社など他業種だから見えることなど、様々ありますので、行き詰まった際は、誰かに相談をしてみると新しい道が見えてくるかもしれません。